椎間板ヘルニア
ヘルニアとは「突出、脱出」などの意味があり、腰椎と腰椎の間にある椎間板から繊維輪が飛び出し、その近くにある神経を刺激することから腰や足の痛み、しびれを発生させます。
椎間板ヘルニアは働き盛りの若い世代に多いという特徴があります。一度発症すると回復までに数か月を要するため、未然に防ぐことが大切です。
その刺激される神経により、痛みが出る部位が変わってきます。
例えば、大腿神経が刺激されると、痛みや痺れは、足の前方に出やすくなります。
また坐骨神経が刺激されれば、臀部や足の後ろ(外側)などに痛みや痺れが出ます。
症状としては、腰を前方に曲げると痛みが増大する場合があります。また、痛みにより疼痛緩和肢位として、身体が歪んでしまう場合もあります。
椎間板ヘルニアの原因について
主な原因は加齢
加齢による椎間板の変性が椎間板ヘルニアの主要な原因です。年齢とともに、椎間板は水分を失い、弾力性が低下します。これにより、椎間板が弱くなり、圧力や衝撃に対する耐性が低下し、髄核が飛び出しやすくなります。
その他の要因
外傷や突然の圧力
重い物を持ち上げる際に不適切な姿勢を取ったり、突然の衝撃や圧力が加わることも椎間板ヘルニアを引き起こす原因となります。椎間板は垂直方向に加わる力には強い一方で、特に腰をひねったり、曲げたりする動作が急激に行われると、椎間板に過度の負担がかかり、髄核が飛び出すことがあります。
そのため、スポーツや仕事などで腰を曲げたりねじったりすることを繰り返していると、ヘルニアを発症することがあります。
遺伝的要因
椎間板の構造や耐久性に関わる遺伝的な要因も椎間板ヘルニアの発生に寄与します。家族に椎間板ヘルニアの既往がある場合、その子供も同じ症状を発症するリスクが高くなります。
生活習慣
長時間の座り仕事や運動不足、姿勢の悪さなども椎間板ヘルニアのリスクを高めます。これらの習慣により、腰椎に過度の負担がかかり、椎間板が傷みやすくなります。
喫煙
喫煙は血流を悪化させ、椎間板への栄養供給を妨げます。これにより、椎間板が弱くなり、ヘルニアのリスクが増加します。
椎間板ヘルニアの症状について
椎間板ヘルニアの最も一般的な症状は腰痛です。腰の神経や血管が圧迫されることで、腰部の痛みが突然発生し、持続的な場合が多いです。痛みは、座ったり立ったり、背中を丸めたり、前かがみになったりしたときに神経の圧迫が強まり、症状が悪化することが特徴的です。
腰の神経は足へとつながっています。そのため、膝やふくらはぎ、足指などに痛みやしびれが起こることがあります。また、椎間板ヘルニアが悪化すると、排尿や排便に影響が出てくることがあります。代表的な排尿・排便障害は、頻尿や残尿感、尿意、便意の消失などが挙げられます。
ちなみに「坐骨神経痛」という言葉をよく耳にされると思いますが、この腰椎椎間板ヘルニアも坐骨神経痛の1つなのです。
つまり、坐骨神経が何らかの原因で刺激や圧迫を受け痛みや痺れなどが出る事の総称を坐骨神経痛と呼ぶのです。
例えば、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)、腰椎すべり症、梨状筋症候群(りじょうきんしょうこうぐん)なども坐骨神経痛を誘発する原因となります。
当院の治療について
当院ではまず、痛みによって凝り固まってしまった患部周りの筋肉を解し、血流改善を図り疼痛緩和します。
そして、なぜヘルニアになってしまったのかの原因を探り、日常生活動作や姿勢などのご指導をさせて頂きます。
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